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どーも、たけGです。


「サムライスピリッツ」


この武器格闘ゲームが大好きで、巷ではあまり評判のよろしくないスーパーファミコン版に熱中して遊んでいたことは、以前の記事で書きました。


人気のあるゲームなら、続編が出るのは世の流れ。

「サムライスピリッツ」にも、当然続編が発表されました。

それが「真・サムライスピリッツ 覇王丸地獄変」


「サムライスピリッツ」「餓狼伝説スペシャル」「龍虎の拳2」「ザ・キング・オブ・ファイターズ94」と立て続けにヒット作を量産し、SNKおよびNEO GEOが我が世の春を謳歌していた黄金時代に発表された作品でした。

また、アーケードで同時期にリリースされたのが、かの「バーチャファイター2」でして、ゲーセンにおける格闘ゲームにとっても黄金期と呼べる時代だったのかもしれません。


そんな「真侍魂」ですが、いずれはスーパーファミコンに移植されるだろうと思っていました。

「真侍魂」が発表された当時、既にその頃にはネオジオCDの情報もぼちぼちと出てきており、セガサターンやプレイステーションの発売もその年のうちに控えておりましたが、世の中はまだまだスーパーファミコン全盛期。

「真サムスピ」もまた来年くらいにはスーファミで出るに違いない、キャラがまた小さくなってしまうかもしれないけど、前作「サムスピ」のように、それなりに遊べれば全然オッケー、いやいやメガドライブ版の例もあるし、キャラサイズも大きくなるかもしれない!なんて、勝手な妄想をしていた僕に耳を疑う情報が飛び込んできたのです。(もう20年以上前の記憶なので、時系列はずいぶん怪しいですが)


それは、ネオジオCD発売と合わせてSNKが発表していた情報。


「今後、ネオジオのゲームは他機種には移植しない」宣言。



うそぉぉぉぉぉん!!!!



と、発狂しそうになりましたよ。


「真サムライスピリッツ」面白そうなのに!

キャラが小さくなってでも買いたいのに!いや絶対に買うのに!

ネオジオハード持ってないのに!


スーファミ版の「サムスピ」を遊べば遊ぶほど、その飢餓は大きくなっていきました。


そうこうしているうちに「真サムライスピリッツ」がゲーセンで稼働しはじめたのです。

前作同様、ゲーセンの対戦台だと100円投入してもすぐに乱入されて、大体は右京さんに瞬殺されて終わりなもんだから、これまたやはり前作同様、中古ゲームショップやスーパーの一角に置かれてあった、乱入される危険がほぼないMVSで遊ぶことの方が多かったですね。


使用キャラは新キャラの牙神幻十郎を好んで使ってました。

花札のルールはよくわからんのですが、「ひとつ!」「ふたつ!」「みっつ!猪鹿蝶ッ!」と、波動拳コマンドを3回連続入力して花札が表示されて決まる三連殺がめちゃめちゃ好きでした。

基本的に技コマンドが波動拳コマンドだったり昇竜拳コマンドだったりするのが使いやすい一因だったし、なによりその殺伐としながらも粋なキャラ設定がすごく好きでしたねぇ。

「るろうに剣心」斎藤一の決め台詞の元ネタとなった「阿呆が!」にも痺れました。

ファンなら当たり前のようにご存知でしょうが、このセリフのオリジナルは幻十郎ですからね!

(ちなみに志々雄真実の火傷前はほぼ幻十郎です)


スーファミ版で開眼した服部半蔵もよく使ってました。

技を決めた時の演出がよりカッコよくなっていて、闇の忍の雰囲気がより一層深く出ていて、一層好きになりましたねぇ。



「餓狼伝戦」や「龍虎の拳」の超必殺技にならってか、武器破壊技が投入されましたが、最初の方はコマンドを覚えきれなくて、あまり使っていませんでした。

また、前転や後転、伏せや小ジャンプ、挑発といった新システムがいくつか導入されていますが、こちらは全くもって使ってませんでした。

活用すれば細かい動作が可能になって、対戦で有利になるのかもしれませんが、使いこなせませんでしたねえ。

ま、ただ単に色々使うのが面倒くさかっただけなのですが。


演出面ではより繊細に書き込まれたグラフィックで、より派手なエフェクトが目を引きました。

派手になってはいるんですが、静と動のコントラストがまた見事で。

明るく、華やかな面はひたすら派手で。

暗く、重い面はひたすらに陰があって。

例えば同じ骸流島をステージとしている覇王丸と橘右京。

覇王丸が主の時の骸流島は波の打ちつけも激しく、前へ前へと盛り上げてくるような動の演出になっているのに対して、右京さんが主の時の骸流島は、波も穏やかで穏やかな精神で勝負に挑むような静の演出になっています。

和の雰囲気がこれでもかと出ているグラフィックや演出は他のゲームと一線を画していました。


BGMもまた同様で、三味線や和太鼓といった和楽器から、読経に波の音、風の音までも音源とした徹底的な和の雰囲気の音作りにもしびれましたねぇ。

ま、BGMに関しては、後に家庭で遊んだ時の感想なんですけどね。


このようにゲーム自体も面白く、雰囲気は最高の「サムライスピリッツ」最新作。

でもやっぱり、ゲームはクリアできない、スーパーの片隅のMVSでも後ろで待っている子供達がいるので、連コインできない、ゲーセンでみかけたパピーを伴っているような巫女さんに会えることは果たして出来るのか…


家のスーパーファミコンでキャラがちっさい「サムスピ」を遊びながら、飢餓感はさらに募ります。


ちなみにこの年、1994年の僕は社会人一年生。

アルバイトとは違う、初めての社会経験に戸惑いながらも1年目を頑張り続け、初めてのボーナスを手にする年末でした。

ボーナスで何を買うか。

友人はセガサターンを買う人が多かったです。

やっぱり「バーチャファイター」でしょうね。

「バーチャ」やりたさにサターンを買う友人が続出でした。

一部ですがプレイステーションを買う友人も何人かいました。

友人宅で「リッジレーサー」を遊んだ時には、こんなゲームを家で遊べるようになるなんて!と驚いたことを覚えています。

PC-FXを購入した友人は…いなかったな。


僕も友人達からセガサターンを購入することを勧められることが多かったですね。

「バーチャファイター」は、「2」が稼働し始め、大人気だった当時に購入意欲を誘うに十分なタイトルでした。


「真サムライスピリッツ」が無ければ、間違いなくサターンを選んでいたことでしょう。


そう、何度か書いてきた通りに僕が選択し、購入したのはネオジオCDだったんです。


購入したのは「真サムスピ」発売に合わせた年末12月。

初回限定版だったフロントローディングタイプではなく、普及型のトップローディングタイプでした。


「バーチャ」じゃなくていいのか、「リッジ「じゃなくていいのか、「ウルトラ64」(「NIntendo64」の当時の呼称です)を待たなくていいのか、葛藤はあるにはあったのですが「真サムスピ」のあまりの遊びたさに購入しちゃいました。


本体と「真サムスピ」のソフト、アーケードスティックもこの時一緒に買ったかな。


喜び勇んで家に持って帰りました。


いよいよ「真サムライスピリッツ」を家で遊べる…それも、キャラがちっさくなっているようなこともない、ゲーセンそのままの「サムスピ」を家で遊べる!


胸おどらせてハードを起動!ソフトをセットして、いよいよゲーム開始!

バラ色の年末年始が僕を待っている!


いやぁ…驚きました。本当に驚きました。


クッソ長い、あまりにクッソ長いロード時間。


僕はPCエンジンのCDロムロムも、メガCDも持っておらず、体験したことがなかったので、CDロムってこんなものなのかと当時は思ったのですが、直後に友人宅でセガサターンの「バーチャ」を遊ばせてもらった時に、そんなこたぁないってことを知ったのですが。


ネオジオCDのローディング時間といえば、猿のお手玉が有名ですが、僕の場合は「真サムスピ」キャラのめくり絵がファーストコンタクトでした。

パラパラめくられてくキャラの絵が1分近くかかってようやく対戦…テンポ悪っ!


1戦ごとにロード画面でパラパラめくられるSDのキャラ達…

スーパーファミコンのゲームが当たり前だった僕にとってこの待ち時間は脅威でしたね。


もっともこの「真サムスピ」のロード時間はまだマシな方で、後のCDタイトルの中にはローディングの間にカップラーメンが出来上がるんじゃないかといった待ち時間がザラになっていきます。


それでも!

「真サムライスピリッツ」への愛で乗り越えていきました。


牙神幻十郎や服部半蔵で思いっきり遊び、覇王丸や柳生十兵衛、ナコルルやシャルロットに不知火幻庵なども使いましたねぇ。

ゲーセンやMVSでは自力でお目にかかれなかったラスボスの羅将神ミヅキにも会うことが出来ました。

その反則的な強さと鬼のようなロード時間に泣きそうになりながらコンティニューを繰り返し、倒して見ることのできたエンディングは感慨深いものでした。


タムタムがいなくなっていたのは残念ですが…


対戦も盛り上がりました。

ネオジオCDを買った奇特な人間は仲間内で僕だけだったので、自宅に友人達を呼んでは夜な夜な対戦に興じていましたねぇ。

対戦では主に服部半蔵を使っていたのですが、友人の使うナインハルト・ズイーガーやチャムチャムに翻弄されっぱなしでしたよ。

友人達もこぞって「ロード長ぇ!」「このロード時間中にバーチャ1戦遊べるんじゃね⁉︎」と文句を言いながら、対戦がはじまると、誰ともなく「はじまったぞ!」の声で対戦する姿勢に入ったもんです。


1人の時も延々と遊び続けては、その和に彩られた緻密に構築された世界観を堪能していました。


後にネオジオCD版の初代「サムライスピリッツ」を購入した時に、完成度の高さから言えばやっぱり初代の方が上かなぁとも思いました。

グラフィックやキャラの挙動、世界観は間違いなく「真サムスピ」の方が上なのですが、粗もまた多いんですよねぇ「真サムライスピリッツ」

ぬいぐるみ化コマンドなんていらないって。


また、個人的な思い入れで言うならば、続編である「斬紅郎無双剣」の方が上かもしれません。

粗の多さ、大きさは「真サムスピ」より上どころか、シリーズ随一なのですが、その徹底した硬派で殺伐としすぎている世界観が本当に好きなんですよ。


ですが、1番気持ち的に盛り上がって遊んだのは、「真サムライスピリッツ」だと思います。

あの頃の僕の心情としてはリオのカーニバルのように熱く燃え上がって遊んでいましたし、友人達と集まって盛り上がったのもこの「真サムスピ」が間違いなく1番でした。


その後、ネオジオCD本体を手放してからしばらくの間は「真サムスピ」を遊ばなくなったのですが、やがて初代PSで発売された「サムライスピリッツ剣客指南パック」を購入。

さらにその後、PS2で発売された「サムライスピリッツ六番勝負」を購入。


タッチパッド操作で無理と感じて、あまり遊んでいないスマホアプリ版まで購入し、年月が経とうとも機会があれば「真サムスピ」に触れ続けてきました。


そのうちにSwitchのアケアカNEO GEOで「真サムライスピリッツ」を購入しようと思っています。


それでも、年月が経ち、ロード時間のないタイトルが当たり前のように遊べるようになっても、心の中で1番盛り上がったのは、あのロード時間がクッソ長かったネオジオCD版の「真サムライスピリッツ」だったよなぁ、と今でも思うのです。

ネオジオCDについては、いずれまた!