思い出補正って、本当にすごい。
どーも、たけGです。
Switch「スーパーマリオ3Dコレクション」購入しました。
このソフトは読んで字の如し。
かつて発売された「スーパーマリオ」の3DアクションシリーズをHDリマスターして1本にまとめたもの。
その内容は、Nintendo64で発売された、マリオどころか全ての3Dアクションゲームの金字塔とでも言うべき「スーパーマリオ64」
ゲームキューブで発売された難易度ちょっとお高めの「スーパーマリオサンシャイン」
Wiiで発売された、個人的には未プレイの「スーパーマリオギャラクシー」の3タイトルです。
「マリオ64」と「サンシャイン」だけでも魅惑的なラインナップですが、未プレイの「ギャラクシー」まで遊べる素敵すぎるコレクション。
ちなみにこのソフト、2021年3月までの期間限定生産らしく、そんなこと言われたら買うしかないやろー!と言うことで急ぎ購入しました。
「〜〜までの期間限定!」「今だけ!」に弱いワタクシです。
そうやって遊んでもないゲームがどんどん積み上がっていくんだなぁ。
さて、この「スーパーマリオ3Dコレクション」
購入された方々の年齢でそれぞれのソフトに対する思い入れ度も様々でしょうが、僕は何と言っても「スーパーマリオ64」ですね!
「マリオ64」はニンテンドー64と同時に購入しました。
その頃はセガサターンとプレイステーションによる次世代機戦争の真っ只中。
僕はもともと64を買うつもりだったのでサターンもプレステも買っていなかったのですが、プレステで「FFⅦ」が発売される、と発表された途端にすぐにプレステを買ってしまいました。
サターンもプレステも買わずに64待ちだったのは、「FF」も「ドラクエ」も64で発売されるに決まっているというのがあったからなんですね。
今となっては信じられない話だと思いますが、1995年くらいまでは「FF」「ドラクエ」が任天堂ハード以外で発売されるだなんて、あの頃は絶対にありえなかったのですよ。
この辺の話を始めると長くなりすぎるのでここまでにして、「FF」がプレステに移籍したからプレステを購入しました。
ならば待っていた64をどうしたかと言えば、当初の予定通り発売日前後に購入しました。
まだ動向が定かでなかった「ドラクエ」はまだ64で発売されるかもしれないという淡い期待もあったにはあったのですが、それに加えて「マリオ64」を遊んでみたいという気持ちが大きかったのです。
まだ「FF」がプレステに行ってしまうなんて予想だにしてなかった1995年末に開催された、任天堂スペースワールドで発表された「スーパーマリオ64」初のデモ映像。
僕は会場には行っておらず、ニュース番組だったかテレビ東京系列で放映されていたゲーム番組だったかでその動画を見たのですが、ワクワクが止まらない映像でした。
マリオが3Dポリゴンで表示されて、画面の中を自由に360度走り回っている映像。
マリオがクッパをジャイアントスイングしている動画もこの時発表されていたっけな。
新しいゲームの予感を本当に感じましたねぇ。
友人から遊ばせてもらったサターンやプレステで3Dゲームを遊ばせてもらったことはありましたが、ここまで縦横無尽に走り回れる物はなかったと思います。
ゲーム機で初めてアナログスティックを採用した64のコントローラも触ってみたいと思える物でした。
この時に「マリオ64」の映像を見て遊んでみたいと思った気持ち、64のコントローラで遊んでみたいと感じた気持ち。
これらの思いは、たとえ「FF」がなくなっても64を買いたい気持ちを十分に持続させてくれるほどの大きなものでした。
ネオジオCDやPS5の記事の時にも書きましたが、ソフトあってこそのハード。
僕の中では「マリオ64」というのは、それだけのキラーソフトだったんですね。
そんなわけで迷わず64本体と「マリオ64」を購入。
ちなみに「パイロットウイングス64」と「最強羽生将棋」は買ってません。
遊んでみて、ただただ感動。
想像に違わぬ面白さ。
しばらくスタート直後のピーチ城の周りでマリオを走り回らせているだけで楽しかったことを思い出します。
こんなに自由にキャラを動かすことができる。
どこへでも行ける。
今となっては、実は行けないところも多いのですが、それでもその時の僕の中での衝撃は相当の物でした。
アナログスティック(3Dスティックと呼んでましたねぇ)の恩恵も素晴らしかった。
そっと倒せばゆっくりと、ぐりぐり動かせば縦横無尽に走り回る。
ゲームの革命だ!って思いましたね。
3Dで表現されたマリオの世界を駆け回り、それまでのスーパーファミコンでは考えられなかったギミックをクリアしていく喜び。
スターを全て集めた後でも何度も何度も遊んでいました。
64はソフト不足がよく指摘され、ハードの売り上げも伸び悩んでいましたが、個人的にはしばらくは「マリオ64」一本でお釣りが来るぐらいでしたよ。
ま、その傍でプレステで「ポポロクロイス物語」や「バイオハザード」、友人から安く譲り受けたサターンで「ヴァンパイアハンター」や「パンツァードラグーン」を遊んでもいたのですけど。
そんな思い出深い「スーパーマリオ64」
今でもシリーズ随一の名作だと思ってますし、「スーパーマリオオデッセイ」がどんなに面白くとも、「マリオ64」で感じた輝きには及ばないとさえ思っていたぐらいです。
Switch版を遊んでみる前の思いではありますが。
そんな「マリオ64」に実に20年以上ぶりの遭遇。
64本体を実家の押し入れの中に仕舞い込んで以来ですね。
間にDSで発売された「スーパーマリオ64DS」も遊んでいますが、あれは本家64版とは別物と思ってますので・・・(あれはあれで面白かったのですが)
名作の感動再び、いざ参らん!
グラフィックはHD対応で美麗になっているようですが、そこまで劇的に綺麗になっているわけではありません。
まぁ元々の64版からしてグラフィックを売りにしていたわけではなく。
自由に走り回れていたことがただただ楽しかったゲームです。
早速あの頃のようにピーチ城の周りを走り回るマリオ。
おお、やはり楽しいなあ。
動かすだけで楽しい「マリオ64」
やはり至高の名作。
と、感じつつ、何か微妙な違和感も感じてきます。
ま、昔のゲームだしな、感覚を忘れているだけかもしれない。
そう考えつつ、最初のステージ「ボムへいのせんじょう」へ。
ここで初めてクリボーやボムへいとのバトルに加え、様々なギミックをクリアしてスターやコインを集めていくことになるのですが・・・
やはり遊んでいてなんだか強烈な違和感、そして、初めて遊んだ時には感じていなかった思い。それは・・・
なんだか遊びにくい。
これはコントローラーが64のものではないから?
もしくは何かが改悪された劣化移植だから?
いやいや、実は「マリオ64」のゲームはこのようなもの。
どこも劣化はしておらず、64のコントローラでの操作をうまくJOYコンでの操作に落とし込んでいると思います。
では遊んでいて感じる遊びにくさとはなんなのか。
それは間違いなく、カメラワーク。
カメラワークが非常に固い、そしてあまりに不自由。
3Dゲームなのに左スティックでもって自由に見たいところを見ることが出来ないんですね。
そして、その事が遊びにくさにもつながっているようです。
64で遊んでいた時には感じなかった不満、遊びにくさを何故今になって感じてしまうのか。
それは、あの頃はこの操作方法やカメラワークが最先端のものであり、他に比べるもののないものだったからなのでしょうね。
むしろこんなカメラワークでも、当時はそれが初めての体験。
ただただ凄いとしか思えませんでした。
これが未来のゲームだと。
しかし時はあれから20年以上流れています。
グラフィックだけでなく操作性に関してもあの頃に比べて非常に洗練されています。
最新作「スーパーマリオオデッセイ」では親指の動きそのままにマリオは自由に動き回り、違和感も感じず、引っかかることもない。
左スティックを回すだけでどこまでも見ることが出来る。
何より縦横無尽に走りながら周囲を見回すことだって出来る。
それが「マリオ64」から数えて20年分の進化。
この「3Dコレクション」で「サンシャイン」「ギャラクシー」と遊んでいけば、その進化の度合いが非常に体感できます。
「マリオ64」で感じた違和感や引っ掛かりが、「サンシャイン」、「ギャラクシー」と改善されていき、とても遊びやすくなっていきます。
そして「オデッセイ」を遊んでみれば、その遊びやすさや面白さを改めて痛感されます。
そして思い至る、「スーパーマリオオデッセイ」がいかに完璧な名作であるかという真実。
そして不朽の名作だと信じて疑ってこなかった「マリオ64」が今の時代になるといかに不自由で遊びにくいかを痛感。
あの頃の名作が時代を経て、続編のごとに洗練されていくとともにあの頃感じなかった不満や違和感を感じるようになってしまったのですね。
では、今の時代「マリオ64」を遊ぶ価値がないかと言われればそれは否。
自由に走り回り飛び回る、その一点に着目しすぎて、現在のマリオと比べての動かしにくさに目を奪われていましたが、改めて遊んでみるとやはり面白い「マリオ」
少し不自由なその操作に、どうにも引っかかるカメラワークに合わせたゲームデザインは非常に秀逸です。
そのカメラワークだからこそ楽しませる工夫が随所に散りばめられています。
64で遊んでいた時には感じなかった不満、遊びにくさを何故今になって感じてしまうのか。
それは、あの頃はこの操作方法やカメラワークが最先端のものであり、他に比べるもののないものだったからなのでしょうね。
むしろこんなカメラワークでも、当時はそれが初めての体験。
ただただ凄いとしか思えませんでした。
これが未来のゲームだと。
しかし時はあれから20年以上流れています。
グラフィックだけでなく操作性に関してもあの頃に比べて非常に洗練されています。
最新作「スーパーマリオオデッセイ」では親指の動きそのままにマリオは自由に動き回り、違和感も感じず、引っかかることもない。
左スティックを回すだけでどこまでも見ることが出来る。
何より縦横無尽に走りながら周囲を見回すことだって出来る。
それが「マリオ64」から数えて20年分の進化。
この「3Dコレクション」で「サンシャイン」「ギャラクシー」と遊んでいけば、その進化の度合いが非常に体感できます。
「マリオ64」で感じた違和感や引っ掛かりが、「サンシャイン」、「ギャラクシー」と改善されていき、とても遊びやすくなっていきます。
そして「オデッセイ」を遊んでみれば、その遊びやすさや面白さを改めて痛感されます。
そして思い至る、「スーパーマリオオデッセイ」がいかに完璧な名作であるかという真実。
そして不朽の名作だと信じて疑ってこなかった「マリオ64」が今の時代になるといかに不自由で遊びにくいかを痛感。
あの頃の名作が時代を経て、続編のごとに洗練されていくとともにあの頃感じなかった不満や違和感を感じるようになってしまったのですね。
では、今の時代「マリオ64」を遊ぶ価値がないかと言われればそれは否。
自由に走り回り飛び回る、その一点に着目しすぎて、現在のマリオと比べての動かしにくさに目を奪われていましたが、改めて遊んでみるとやはり面白い「マリオ」
少し不自由なその操作に、どうにも引っかかるカメラワークに合わせたゲームデザインは非常に秀逸です。
そのカメラワークだからこそ楽しませる工夫が随所に散りばめられています。
便利な相棒キャッピーとともに冒険する自由かつ親切な「オデッセイ」が最新のブレーキサポートやドライブアシストなどの安全技術を搭載した最先端の自動車であるならば、「マリオ64」はクラシックなスポーツカーであると言えるのではないでしょうか。
マニュアル操作のギヤチェンジ、クラッチを踏んでは放し、自分の感覚でシフトアップダウンを行いながら走らせる楽しさを見出す、古き良きスポーツカーのような味わいを感じることが出来ると思います。
マニュアルの車だって、初めて乗った時にはその煩わしさは気にならず、自分でクラッチを切ってシフトチェンジしながら走らせる楽しさだけ感じていたはず。
現在の自動制御などの機能が充実した車に乗った後では、マニュアル操作の車に煩わしさを感じることがあるでしょう。
でも実際に自分で運転するマニュアルの車に、そのうちまた自分で車を走らせる楽しさを見出せるはずです。
そんな、ヴィンテージなスポーツカーを走らせるような楽しさを、「スーパーマリオ64」は持っているのではないでしょうか。
少々固さを感じても、やっぱり走り回ることが楽しい「マリオ64」
もう一度、スター集めに精を出してみるとしますか。
親切なキャッピーと比べて、痒いところに手が届かない相棒のジュゲムと一緒に。
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